長く愛用することで使用者に馴染む革製品。
適切なケアを行うことでより長く、美しい状態を保つことが出来ます。

今回はそんなレザーのケア方法についてご紹介。
皆様の愛用品にもお手入れ時間を設けてみてはいかがでしょうか。

■革製品のお手入れについて

そもそも何故革製品にはお手入れが必要なのでしょうか?
革製品は皆様ご存じの通り、牛や羊、山羊などの革が用いられており、これらは経年変化を起こします。
特に乾燥などの外的要因には弱く、ひび割れやかさつきなどの劣化を引き起こすことも…。

どんなに堅牢な革製品でも、元々は生き物。
人間の肌と同じように定期的なメンテナンスが必要となります。

手間暇かけてじっくりとケアを重ねることで革特有のしなやかさや艶が増し、使用者だけの特別な1点に仕上がっていきます。
よく「革は育てる」なんて言い方もしますが、その言葉通り着実に成長していく姿を見届けることで新たな愛着が湧いてくるものです。

では早速ケア方法をご紹介いたします。

1. 汚れ落とし

まずは表面についた砂ぼこりや細かい汚れを除去していきます。
用意するのは以下のケアグッズ。

①ブラシ 
②汚れ落とし用ローション 
③クロス

全体的にしっかりとブラッシングをします。
この時おすすめなのは、やや柔らかめの毛質が特徴的な馬毛ブラシ。
革本体を傷つけることなくしっかりと汚れを落としてくれます。

ブラッシング後には汚れ落とし用ローションで革本体の汚れを落としていきます。
クロスにローションを馴染ませ、優しく円を描くようにするのがポイント。
新品に近い状態や時間がない時には省いていただいても問題ありませんが、この後のクリームの浸透に若干影響してきます。

2. 栄養補給

汚れを落とし終わったら、革に栄養を与えていきましょう。
用意するのは以下のケアグッズ。

①栄養クリーム 
②クロス 
③ブラシ

冒頭で「人間の肌と同じように~」とお話しましたが、その化粧水などに当たるのがこのパート。
適量をクロスにとり、革全体に伸ばしていきます。

伸ばし終わったら再びブラッシング。
この時は先程の馬毛ブラシでも良いですし、より硬くてコシのある豚毛のブラシもおすすめです。
革にしっかりと浸透するように丁寧にブラッシングしてください。

3. 補色

必要であればここで補色をしていきます。
革靴ではよくあることですが、何かの拍子でスレや剥がれが起きてしまうことが。
そんな時は補色クリームなどを使用していきます。
用意するのは以下のケアグッズ。

①補色クリーム(革の色にあったもの) 
②補色用ブラシ 
③クロス

補色したい個所とその近辺に補色クリームを塗っていきます。
この時、少なめの量がおすすめです。
補色用ブラシにクリームを付け、該当箇所を中心にクリームを伸ばしていきます。

4. 仕上げ

最後の仕上げとしておすすめなのが、フェルトのような柔らかいクロスを使用した磨き。

全体を撫でるように磨き上げることで艶と輝きが増し、美しい見た目に仕上がります。
余分なクリームをふき取ることも出来ますので、是非最後の仕上げとして行ってみてください。

パリゴでは2024年8月16日(金)~靴・バッグフェアを開催中です。
期間中に靴・バッグをご購入いただいた方に先着で革製品のケアグッズをプレゼントいたします!

ご紹介したケア方法は少し手間がかかりますが、こちらのケアグッズであれば簡単に革製品のお手入れが叶います。
是非この機会に靴・バッグをお買い求めいただき、日頃のケアを通して長くご愛用くださいませ。